Model No. B096 | Steering system for small wheel well |
Power Functionのリモコンを使って動きをコントロールする車。
この車で目差したのは、「できるだけ小さなタイヤハウス」で操舵できるステアリングシステム。
レゴブロックの一般的な手法で、左右に舵を切るステアリングシステムを製作すると、
タイヤが向きを変える「支点」はタイヤのボディ側よりも1ポッチ分(もしくはそれ以上)ボディ側にくる。
このため、タイヤが向きを変えるとき、タイヤは大きく前後に振られることになる。
このとき、タイヤがフェンダーなどにぶつかってしまうことのないように、
大きなタイヤハウスを確保しておく必要がある。
この振れ幅は、タイヤ径が小さいほど、つまりボディ全体が小さいほど、相対的に大きくなる。
例えば、あなたが本物の車に似せたリモコンカーを作ろうと思ったとしても、
前輪のタイヤハウスは、本物よりずっと大きくしなければならないのである。
それを、解決する方法はないものか‥‥と考えてみたのが、このステアリングシステムだ。
限られた大きさとパーツ数で実現するために、多少、機構的なアソビなども活用した機構となっている。
ま、動画を見ても気付かないぐらい地味だし、解説しても地味だけど、たまにはこういう研究もいいだろう。 (^_^)